栄枯盛衰

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壇ノ浦  ●会社員(46)   

奢れる者は久しからずとはよく言ったものである。
今日の巨人阪神戦はまさにそのとおりである。
巨人にあらざれば人にあらずとまで豪語していた球団のなんと惨めなことか。
メイクドラマとかなんとか訳のわからないアホな言葉を造ってきた球団の終焉と言ってもいいのではないであろうか。
8回一挙に10点を阪神に入れられてしまった巨人のある意味お葬式の試合となってしまうのであろう。でもいいではないか。
プロ野球の歴史のなかでいつも金にまみれた球団として、ダーティーなイメージを引きずって来たそんな球団がこれからは勧善懲悪の風潮のなかで悪玉で生きていく門出となる試合と言っていいのだろう。
でも心配はいらない。
悪玉が悪玉であればあるほど興業的には今まで以上に試合は盛り上がって行くのであるから。
ただ時代は間違いなく主役の交代を告げているように思えた。