女子バレー最後の名試合

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 満貫 ●会社員(37)

ソウルオリンピックが開かれた1988年。
全日本女子チームは、その年に国際試合10連敗などを記録するなど決して万全ではない状況で第1戦を迎えていた。
下馬評では圧倒的にソ連であったが、互いに譲らずフルセットにもつれ込み、シーソーゲームの末19-17で第5セットを日本。
まさに2時間に及ぶ死闘であった。
その後、結局日本は4位に終わったため、あまり振り返られることがないが、バレーボール史に残る名試合であり、もしかするともう2度と見ることができないのではないかと思う。
ラリーポイント制の導入で試合時間が短縮されてしまったこと、それより日本のバレー界の地盤沈下が激しいためである。
ソウルに出場した中田・大林以後女子バレー界にスター選手は出ていない。