地下鉄のアナウンス:マイクパフォーマンス

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地下鉄のアナウンスコラム

エジソン

地下鉄のマイクパフォーマンス

今回で確か3回目ではないだろうか。またまた交通局に静かな朝を要望するメールを差し上げた次第である。
都営地下鉄で通勤する私にとって、いつも不愉快と言うか憤りを覚えることがある。
たぶん皆同じことを思っているのではないかと思う。
私の言うことを想像できない人は是非、朝の地下鉄のホームに立ってもらいたいと考える。
それはとにかくびっくりするはずである。
色んな内容の放送がテープであるいはマイクを通じて流れて来るのである。
都営地下鉄 苦情

「本日は都営新宿線をご利用いただき真にありがとうございます。まもなく○番線に○○行き電車が○両編成にて入線いたします。
ご乗車のお客様は白線の内側にてお待ちいただきますようお願い申しあげます。」
「次に入ってまいりますのは○時○○分発○○行き快速電車でございます。新宿駅を出ますと次は○○までは通過いたします。停車駅にご注意ください。」
「○番線の電車は、○時○○分発○○行き各駅停車です。ご乗車になってお待ちください。」
そんな色んな放送が先ずは毎日同じテープで放送され、その放送が終わるや否や今度はホームに立つ駅員からのマイクでの放送が続くのである。
たまの乗車となる新幹線を利用する旅行客ならともかく、毎朝利用する通勤客に対して365日休ます、こんな放送をそれも大音量で垂れ流すのである。
地下鉄アナウンス
この放送内容って本当に必要なの?って交通局内部で検証するような心ある人はいないのか?といつも思いながら、たぶん硬直化した組織なんだろうと、
半分以上諦めの気持ちで同情すら覚えるのである。

地下鉄
この前のメールでも言ったが、利用できる鉄路はこの1線しかないのである。ありがとうも何もないのである。
面白いのが、白線の内側でお待ちくださいって、外側で待つ人間なんかいる訳ないではないか。
ご乗車になってお待ちくださいってのも、変な話である。電車で何処かへ行こうと言う人間が電車に乗らないで発車を待つなんてナンセンスではないか。
そんな不要とも無意味とも思えるような案内を決まり文句のテープで流し、それに続いてホーム上の駅員がマイクでまたまた垂れ流すのである。
白線の内側でお待ちください
そんな中でとにかく一番頭に来るのが、整列乗車の連呼である。
私が始発電車を待つ30分の間に3回はテープが流れ、それにホーム上のマイクが追っかけるように整列乗車を連呼する。
毎日そんな騒音を聞かされている我々の身にもなって欲しいと思うのである。
それに日本では何処に行っても誰に言われるまでもなく、皆お行儀良く並んでいるではないか。
それが日本の文化なのである。
最近はホームドアが不完全ながら出来上がっているのだが、このホームドアにかかる放送内容がまたまた不思議なのである。
ホームドアの設置してある部分は乗客の身を守ることが出来る筈なのに、マイクの放送では、「電車が入線してまいります。ホームドアから離れてお待ちください。」
それでなくても、ホームが狭いと言っているのに、ホームドアから離れていてはさらに狭くなるよと、首を傾げるばかりである。
所詮、お役所のする仕事と笑ってばかりは言ってられない。
東京でこんな状態と言うべきなのか、あるいは東京だからこそこうなってしまっているのか。
でも本当に司令塔のいない社会は恐いの一言である。
こんな所で本当にオリンピックが出来るのかと、何かズレているんだよなって、ただただ辛抱の毎日である。