交通事故 被害者の最大の武器は知識です

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交通事故で不幸にもムチ打ち被害者になったとします。

次のような事実をどう考えますか?

交通事故でムチ打ちになり、完治する前に保険会社に治療を打ち切られ、交通事故後遺症も認めてもらえず、すずめの涙で示談後に症状が悪化、働くことも出来ず、当然の如く何の補償も無いため貧困生活を強いられ、
そして・・・ 示談した後に、本当はもっと高額の損害賠償金を受け取る方法があったと教えられてしまったら・・・

ほとんどの交通事故では自賠責保険支払基準もしくは任意保険会社独自の低い基準で騙されているケースが多いのです。

1つ、交通事故でよく聞く
ムチ打ち症を紹介しましょう。
医学上「外傷性頚部症候群」と呼びます。
症候群ですから、単に捻挫にとどまるものからバレ・リュー症候群やCRPS(複合性局所疼痛症候群)にいたるまで、様々な病態が存在します。
最近、良く耳にする低髄液圧症候群(現・脳脊髄液減少症)も、以前はムチ打ちと混同されていました。
地方裁判所の判決は、「低髄液圧症候群」が「追突事故により発症した」として交通事故との相当因果関係を認めています。
最近までムチ打ちをはじめこれらの病態は他覚所見に乏しいため、仮病扱いされることが常でした。

保険会社は、このムチ打ち症は3ヶ月で治ると主張します。
これは、交通事故後遺症むち打ち被害者の7割近くが、3ヶ月以内に示談解決しているという統計上からであり、このあと、どのような後遺症が出てくるかもわからない段階で示談ということの恐ろしさをしっかり把握することは非常に大事でしょう。