島崎さとし(仮名) ●会社員 (43)
水戸黄門と言えば息の長いテレビ番組である。
黄門様も何代目になるのだろう。
まだ私が家で父親と一緒にテレビを見ていた頃だから随分昔のことだと思う。
父親と黄門様を見ながら作り話に本気で心配したり印籠が出て来て安心したり。
そんな時父親が言ったものである、こうやって黄門様を見ながら一喜一憂して、筋書きはすでに分かっているのに、この番組がすたれない限りは日本も大丈夫だなと。
今でもそんな気はしないではないが若い人は本当に黄門様を受け入れているのだろうか、それは分からないけれどせめて年を重ねるなかでそんな思いを引き継いでいって欲しい気もする。