「回転寿司」

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オートメーション  ●会社員 (39) 

私はとにかく回転寿司のファンである。
何がいいかって、とにかく無口な自分には最適である。
何も喋ることなくただ黙って座ればコンベアに乗った寿司を待つことなく食することができる。

とにかく回転寿司のない頃は寿司は好きでも寿司屋は嫌いだった。
面と向かって注文はしないといけないし、時には話をしたくなくても職人の話も聞かないといけない雰囲気であった。
俺はただ黙って寿司を食べたいんだ、そう心の中でそう叫んでも相手はおかまいなしであった。
最近は回転寿司も「さあ注文をどうぞ」とやかましい。
そんなことなら気の利いたBGMでも流してくれ。

そのほうがよっぽどいいのにと思っている。
そんなことを思いながらも又今日も十皿食べてしまった。
これでは昼食の予算オーバーである。