太田雅史 ●会社員 (55)
高杉晋作の和歌である。
維新の志士としての高杉晋作について私はあまり知っているわけではない。
知っているのは奇兵隊の名前ぐらいである。
奇兵隊で彼は長州の藩論を大きくひっくり返したとのことのようである。
ただ和歌については元々興味があってこの歌に接した時、20代の若者が鋭く
時代を見据え、生きていこうとした熱い思いを感じることができたような気がした。
多くの若者が時代の荒波のなかで、20代の若さで燃え尽き果てて行った。
時代と言う大きなうねりに立ち向かっていった。
彼らがその目線の先に見ていたものはなんだったのだろうか。
私なんかには想像すらできないと言うのが現実である。
面白き こともなき世を 面白く
住みなすものは 心なりけり