太田雅史 ●会社員 (55)
今流行りの聖域なき構造改革ではないが
いくつかの会社を恐れ多くも見させて
もらう中で思うことがある。
確かに経営者とて人の子、
触れたくない部分はあるものである。
ただそれが会社の経営に関することで
あれば、時として経営を圧迫する要因とも
なりかねない。
手付かずの領域にこそその会社の課題が山積
しているものである。
その領域には、人、もの、金の面で
閉塞感がただよっているものである。
その閉塞感のなかでは活きる情報も
当然期待できない。
先ず全てをフラットな状態で見ていけるか
どうかに係わって来る。
その考え方の前では経営者自身も当然ながら
聖域とはなりえない。