団塊の世代の皆様へ

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祐衣   ●主婦(50)

平成の世になり、早18年。昭和に生まれた私BUT でも 平成と言う時代の名に違和感を覚えなくなっている。

平成になり、巷で良く聞かれるようになったの言葉が自己責任。

自分の事は自分で決めて、責任を取る事と理解している。

昭和の発展の元は護送船団方式。

特に戦後の復興には大きな力を発揮した。

大きくなりすぎた船団は小回りが効かない。

方向転換したくても、意見が届き難くなっていく。

上層部に反対すれば、保護を失うとばかりに船団の行方はそのまま。
バブル期を迎え、意思疎通が上手くいかなくても表面上変りがなかった。

バブルがはじけ、様々な支障が出ても、何とかなるさとばかりに放っておいたツケはかなりな物になった。

次世代にそのツケを回すなとばかりに、叫ばれ始めた言葉が自己責任。

護送船団方式時代に複雑に絡み合った責任の所在は、簡単にはほどけそうもない。

責任の所在が曖昧なまま、保護されすぎて過ごしてきた時代には、自分も責任の一端を担っているなどという事すら意識してはいなかったのだろうから。

何も考えずに、上層部の言うがままに動いているロボット会社人間でなければ、会社で生き残れなかった時代。

人数の多い団塊世代の方々は概ねそんな会社生活を送ったのではないですか?

家族のためと言ながら自分を押し殺し、会社生活だけで疲れきってしまうような毎日。

ストレス解消とばかりに酒を飲み、夜遅く帰って妻や子供に文句を言われる日々。

体を壊しても、「自分の健康管理は自己責任よ。

酒ばかり飲んでいるから」等と妻に冷たい言葉を投げかけられたり、挙句の果てには熟年離婚にまで発展してしまう。

「一体自分の人生の大半は何のためにあったのだろうか?」と嘆きたくもなりますよね。

団塊世代の大量退職時代を迎えた日本で、既に企業の退職金減らしも行われ、想像以上に少ない退職金しか手にできない人もいます。

ここでもまた「なんで自分だけが・・・」と嘆きたくなりますよね。

本当に嘆いて当然の事態です。

BUT でも そういう時代を造った世代でもあるのです。

振り返って反省点はありませんか?もっとこうすれば良かったと考える事は有りませんか?それを次世代に教えてあげてください。

自分の子供達や会社の部下や後輩様々な人達に知らせてあげてください。

お金や資産を残す事だけではない、もっと大切な自己責任の取り方だと私は思います。

参考ページ
団塊の世代

 

 

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