「 わが人生 」

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せり   ●会社員(55)

結婚を期に故郷をあとにして 
知らない町で暮らし始め 
子供が出来てから 
だんだんと友だちができ 
独立して自営になり 

必死でがんばった子供も大きくなり一人は社会人 
もう一人は大学入学直前に主人の突然の死 
泣いている間もなく家業の後片付けと 
身のまわりの整理 
そして社会復帰のお勤めを始めました

 
上の子供が結婚 
下の子供ももう少しで卒業というときに上の子供の交通事故 
覚悟してくれといわれ 
どうしてこんなに自分の人生は波乱に飛んでいるかとなげきました 

 
しかし これだけは信じている  
亡き主人が子供があの世に行こうとしているのを押し戻してくれたこと 
今は元気に結婚生活を送っている自分の人生を嘆くというよりも 
神様が私にはこれを乗り越えられる力を与えてくれたということ 
まだまだ人生は続くけれど 
まだまだ試練は続くだろう