佐久間 ●会社員(56)
歌からメロディーが消えて久しい。
そうとしか思えないのは、私が旧人類の部類に入るからであろう。
取り合えず、そう言うことにしておこう。
それにしても、どうしてメロディーを捨てたのであろうか。
美しいメロディーは歌の命の筈であった。
それは確かにもう過去のものになった。
確か高校野球の入場行進曲に、いわゆる当時流行の歌が採用されたことがあった。
今でもそうなのであろうが。
歌は行進曲風にアレンジされてはいたが、これじゃあ選手が可哀想と感じた覚えがある。
どう考えても歩きにくいものだった。
美しいメロディーは人の心を幸せな気分にさせてくれるものである。
歌詞がなくても美しいものは美しいのである。
今の歌から歌詞を取ったらどんなことになるのであろうか、一度試してみるのもいいかも知れない。