さんちゃん ●会社員(37)
今夜の巨人の試合を見ていて知った。
投手が引退するにあたり最後の登板をした時は相手チームのバッターはバットをボールに当ててはいけないことを。
槙原・斎藤両投手が投げる球を横浜の選手は明らかに意識して空振りしていた。
武士の情けとでも言うのであろうか。
でも横浜の助っ人外人は何だか戸惑った顔をして空振りしていたように見えた。
私の勘違いだろうか。それにしても、やっぱりここは日本だなと改めて思った。
まぁそれもいいんじゃないのと思いながらも、興醒めしてチャンネルを切り替えた。
テレビに映し出されるのは、もう勝負の世界ではなくて筋書きの見えた単なるドラマの世界だった。
大きなホームランにして打ち返してあげて、追い出してあげるのも心温かいせん別になるものをと考えてしまった私であった。