中高年でED:勃起不全になる原因はハッキリと分かれており大抵のケースは下記に当て嵌まります。
EDの原因
- 加齢による肉体の衰え
- 肥満、運動不足による血行の促進が弱くなっている
- 糖尿病を患っている
- 高血圧症を患っている
などが代表的な症状です。
上記の症状で1,3,4の場合は通院、治療を受ける必要があり、2の肥満については自己で改善することが可能です。
加齢による衰えは全ての人間に訪れるので悲観する必要もありませんが実際にどの箇所が弱っているのか、どのような処置で改善されるのか?を医師の診断を受け自覚する必要があります、
その結果として勃起不全が改善される人もいれば改善されない人もいます。
糖尿病、高血圧症は命に関わる問題なのでセックスするためではなく自分の為に早急に診断を受けて治療を開始する必要があります。糖尿病、高血圧症を患っている人に共通しているのが高タンパク質、高カロリー、塩分の高い食べ物を好む点です。
今後は当面、好きな食べ物を食べる回数と量については制限されることになりますが、まったくダメという訳ではありません。糖尿病患者のED発症率は高く、逆に言えば糖尿病が改善できればEDも完治に近づくので治療の励みになる<と考えましょう。
肥満、糖尿病が原因によるED
EDになりやすい人の中で最も多いのが肥満、糖尿病によるED発症です。
なぜ肥満や糖尿病だとEDになりやすいのか?
男性器が勃起するとき海綿体に血が巡ることで勃起、固さを維持するのですが、この血の巡り(血流)が悪いと勃起しにくくなります。
簡単にいえば血液がサラサラで血流の流れが良いと勃起しやすくペニスも硬くなる、逆に血液がドロドロで血流も流れにくいと勃起しにくくペニスも硬くなりにくい訳です。
個人差はありますが年齢と共に勃起しにくい症状になるのは血流のめぐり弱い、血流の勢いが弱いために起こります。
壮年期に該当する成人男性の場合、後述するストレスや生活習慣病が原因のケースもありますが、EDになる人の多くは肥満体型に該当するようです。
肥満は脂肪が過剰に体内に溜め込まれている状態であり、コレステロールや糖分などによって血液がドロドロした汚れたものになります、
サラサラした綺麗な血液より血の巡りは当然悪くなるのでEDも発症しやすくなります。
では、血液の流れを良くするにはどうすれば良いのか?
答えは簡単で適正体重までダイエットをすること、その際に気をつけておく点は
- 食事内容の見直し(偏食をなくし野菜を摂る)
- 睡眠不足の解消(不規則な睡眠は体内時計を狂わし自立神経失調症に陥りやすい)
- 適度な運動
の3点を規則正しく行うことです。
肥満体型の人に共通する食事内容のおおくが糖質、炭水化物、肉類の摂取が多いのに反して野菜類の摂取量が少ないこと。
そして食べた量に対して消費する量が少ないということ。
そのため体内に溜まる脂肪分が成人の平均脂肪率を超え血液が汚れドロドロとしたものに変わります。
血液の汚れによる障害はEDだけではなく高血圧、心不全など体へ重大な影響を及ぼす危険性が高く医療機関の診断で食事内容の改善を促されることになります。
高血圧が原因によるED
高血圧とEDの関係は深いもので高血圧治療者のおおくが勃起不全にも悩む傾向が強いようです。
そこで高血圧とEDの関係について解説してみます。
そもそも高血圧とはどのような症状なのか?について先に解説します。
高血圧とは「血圧が正常値を超えている症状」を指し、この症状が続くことで起こる代表的な症状が「めまい」です。
特徴として年齢が上がるごとに発生率が高くなり男女ともに発生率の高い疾患となります。
高血圧は心臓がポンプの役割で血液を各組織に送るときに動脈にかかる「圧力」が高い状態となります。
心臓の収縮によって血液が送り出されますがこの時の圧縮が高い高血圧の場合、収縮から元の状態に戻るときに「めまい」が発生しやすくなる傾向が高まります。
これは運動中のめまい、立ちくらみなどにも共通している症状です。
では、高血圧とEDにどのような関連があるか?についてですが、高血圧の治療を受けている場合に処方される薬が原因によるEDが最も多い原因のようです。
高血圧治療に使用される「利尿剤」、「カルシウム拮抗剤」などによる副作用で海綿体への血液循環が低下する症状が見受けられます。
利尿剤は血液の量を減らす効果があり、カルシウム拮抗剤には血管を太くする効果があります。
血管=ホース、血液=水と置き換えると利尿剤によって水量の少ない水がカルシウム拮抗剤によって太くなったホースに注ぎ込まれる状態であり、結果として水の勢いは弱くなります。
そのため勃起するために必要な血液が足りない=勃起しにくい症状に陥る訳です。
生活習慣病が原因によるED
生活習慣病によるEDの代表が糖尿病、高血圧症のふたつです。
糖尿病に悩む年代の多くが30代後半から80代前半におおく、同じように高血圧症も同年代によく見られる生活習慣病となっています。
糖尿病、高血圧症ともに普段の生活習慣の積み重ねが原因となりますが代表的な生活習慣の乱れは下記が挙げられます。
- 暴飲暴食
- 偏食(偏った食生活、糖分、肉類、炭水化物の過剰摂取)
- 食事以外の間食
- 寝不足、深夜まで起きている
- 食後にすぐ睡眠をとる
- 塩分の多い食べ物を好み、食べる量も多い
- 運動不足
上記が代表的な例ですが特に食べる量と消費する量のバランスが狂っていると消費できない量が体内で脂肪となり体内に貯蔵されます。
この状態が積み重なることで太るのですが太る原因のひとつには運動不足による筋肉量の現象と脂肪の増大があります。
筋肉量が多い人は痩せ型またはスッキリとした体型になりやすいのですが理由は摂取した栄養を筋肉が消費するので余分な脂肪を溜めにくくなるのです。
逆に筋肉量が少ない人は筋肉による栄養消費が少なく残った栄養が脂肪となり肥満体型になりやすくなります。
解決方法は運動量を増やすこと、食事量が多い場合は適切なカロリーに戻すこと、肉類が好きな人はサラダなど野菜類も一緒に食べるようにすること。
特に肥満体型の人の血液はドロドロとしており血管に詰まり、汚れを引き起こす原因にもなります。血液をサラサラにする効果が高い野菜の代表はトマトであり野菜サラダにトマトを入れると良いでしょう。
人間関係やストレスが原因によるED
若い年代の人達で増えているEDの代表的な原因のひとつが精神的ストレスによるものがおおく、社会人の場合は仕事や対人関係がうまく行かないことによって発症するケースが多いようです。
- 勃起するが最後までできない
- 途中で中折れする人は女性との交渉がうまく出来なかった過去の経験がトラウマとなりセックスの途中で勃起が持続できない
- セックス前の状態では勃起するが挿入時には勃起しない
という症状が発生します。
解決方法として
- 薬によって一時的に強制勃起させる方法
- 精神的ストレスの原因を専門のカウンセラーによって長期的な治療を行う
二つのケースが最も多い処置方法です。
薬による勃起力の持続のメリットとデメリットの特徴は下記の通りです。
メリット
- 勃起力が持続する
- 勃起しやすい、セックス行為中に中折れしにくい
- 正しい服用なら体への負担も少ない
デメリット
- 心臓が弱い、糖尿病の人には向かない
- 体力が低下しているとき、疲れている時は使用しない方が良い
- 血管への負担も大きい為、連続して服用はできない
などが代表的なメリットとデメリットですが心臓や血管への負担も大きいため心臓の弱い人、高血圧症、糖尿病などの症状を持っている、治療中の人の服用は避けたほうが賢明です。
糖尿病によるEDは代表的な症状でもあり、解決策として糖尿病治療による自然治癒が見込めるので、糖尿病患者の方は薬に頼るのではなく、糖尿病の改善を目指したほうが健康のためにもおすすめします。