団塊の世代のみなさん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。
人手不足と言うのは、我々の毎日の生活の中でも身近に感じる問題でもある。
毎朝立ち寄るコンビニのレジに立つ店員の半数は外国からの労働者であり、たまに飲みに行く居酒屋でも半分以上が外国からの働き手である。
また、住み家となっている公団の入居者に至っては各国からの労働者がその割合を大きくして来ている。
わたしの息子はプログラムの制作会社に勤めているのだが、部下は2~3人を除いて全員中国からの労働者だと言う。
高齢化と人口推移の先細りによって、働き手は間違いなく減って来ているのだ。
それを補うために、海の向こうからの労働力に頼るしかないと言う結論なのである。
外国人労働者の受け入れ枠拡大に向けて、新たな在留資格創設を目指す官邸に対し、与党内では懸念が強まっていると言う。
この話題になると、必ず出て来るのが治安や日本人雇用の悪化を懸念する声である。
移民政策ではないとする政府に対し、事実上の移民政策と指摘する声は強いと言う。
と言うことは、政府も現状、移民までは考えていないと言うことのようである。
いや、移民を前面に押し出しては現状反発が強すぎるとして、あくまでも新在留資格の創設に押し留めているのである。
それにしても、我々が生まれ、通った小中学校、高校、大学と人は溢れていた。
受験戦争、就職戦線を勝ち抜くことが我々に課された最大の問題だった。
常に競争の中に身を置いていたのだ。
また、一方で都市に人口は集中し、地方の過疎化はその勢いを止めることがない。
昔住んでいた町の駅をローカル線で過ぎて行くとき、駅舎をはじめとしたその駅の風景に赤錆が目立つ。
そんな駅も昔は行商のご婦人たちを中心に人の往来は賑やかだった。
一時期は首都機能移転とか、そんな言葉も飛び交った時期もあったが今はどうなんだろう。
道州制とか、そんな言葉も耳にしたこともある。
人材不足と言う一方で、人口に合わせた規模の国家でもいいのではないかと言う思いもある。
しかし、その考えで行くと日本人の人口減少は続きいつかは日本の原型は形をなさなくなるのかも知れない。
そうなれば、どこかの州のひとつに組み込まれていくしかないのか。
国の形を今後どのように考えて行くのか、当然専門家も含めた研究会は存在するのだろうが、先送りの出来ない大問題であるとの認識で新しい国家像を描いていくことを願っている。