団塊の世代のみなさん、そうでもないみなさん、こんにちは”アキラ”です。
大島大橋で事故
つい最近起こった海の上での事故である。
貨物船が橋に衝突
山口県周防大島と柳井市を結ぶ大島大橋で事故。
そのために、島に水を供給する送水管が機能しなくなり、島は断水状態になったと言う。
今は消防用のホースをいくつも繋いで、島に水を送っているとのこと。
このように、最近はやたらと緊張感のない中で起こる事故の多いことか。
責任者は船長
船と言えば、トップの責任者は船長である。
聞くところによると、船長は航海士に橋の高さを調べるように指示したと言う。
泥縄とは正にこのことではないか。
橋を見つけてから、高さを調べるようでは遅すぎる。
当然、航行前に事前に航路のチェックをするのは素人でも思いつくこと。
それすらしないって、プロのはずの航海士は、船長はどう言う考えなんだろうか。
確認体制は??
先ず、その点からして不思議である。
最悪、事前の調査を失念したとしても、橋の存在を気づいた時点で、確認させるべきである。
でも、その指示はしたと言う。
起こるべくして起こった?:大島大橋事故
担当者の話だと、分厚い冊子の為それが記されている箇所を確認するのが手間取ったと言うのだ。
車の運転でも、危険が予見される場合の大原則は停車することだ。
止まれば、少なくとも事故は防げる。
昔、自動車学校に通い始めたときに最初に教えてくれたのは、いかに安全に車を止めるかと言うことだった。
車を安全に止められなければ、これほど恐い鉄の塊はない。
ほう・れん・そう
船長はどう考えていたのか。
大丈夫だろうと、まったく根拠のない予想で持って、停船する訳でもなく船を進めて行ったのだ。
昔、ほうれんそうなる名前の本が売れたことがあった。
その中の、「ほう」は報告のほうである。
私が言うまでも無く、みんな覚えていることのはずだ。
指示はしたけど報告はなく、その事自体に何の疑念も持たなかったということであろう。
プロとはどう言うことか、社会全体で考え直す機会にするしかあるまい。