技能実習制度ーこの制度をどう考えるか、国の品格まで問われる問題かも。

技能実習制度

団塊の世代のみなさん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。

技能実習制度

この制度、新たに今国会の閉会期限までに成立させようとしていると言う。

こう言った政治にからむ問題をここで取り上げることがいいのかどうか迷うところである。

宗教と政治

昔先輩と呑む時の約束事として、宗教と政治に関することは話題にしないと言うのがあった。

それと言うのも、その昔、先輩は全学連時代のまさに闘士であり、一方の私は全共闘時代の、それに対抗しようとした体育会の、学長を守れと叫んでその楯になった側の学生である。

そんな約束事もたまには忘れて先輩と大きな声で熱く語ったこともある。

それと、現在施行されている法律を知り尽くしている訳でもないのに、それでも取り上げていいのかとも思う。

しかし、テレビなどの放送を見ていると、そこそこの形は見えてくる。

技能実習制度

技能実習制度なのか?

現在、この制度を利用して日本国内で働いている外国人は128万人と言う。

それを今回の国会では、5年間で34万5千人増やすと言うのだ。

技能実習制度とは名前はなかなかの響きである。

しかし、テレビで紹介される働きの現場の様子を見ていると、どう考えても技能とは言い難いもののように思える。

単純作業では?

単に単純作業の連続のように見える。

広島での牡蠣の殻わりのシーンをテレビで放送していた。

広島での牡蠣の殻わりのシーン

確かに、それも技能かも知れないが、彼らが日本に来てある技能を取得し母国に帰って、その技能を発揮して国の産業発展のための最前線で活躍するなんて構図は想像すら出来ないのが、現実である。

雇う側の人手不足を解決するための一方策に過ぎないのは、誰が見ても明らかである。

ある実習生の男性が言っていた、
「本当は家族をよべるようになれば良いのだが。」
と。

人として最低限の生活環境を整えてあげるのは当然ではないだろうか。

そして、本当の意味での技能を身につけさせて、母国の産業発展の手助けとする、それなら、日本の国家としても他国に誇れるものだと思うが、いまのままでは国の品格まで疑われると言うものだ。

こんなことが人手不足解消などとは、恥ずかしい限りである。

本当に人手不足なのか?

人手不足という前に賃金を上げて、日本人の働き手を増やすことの方が先ではないか?

団塊世代に限らず、元気な60代・70代・80代はたくさんいる。

こんな人達が、時給2000円でコンビニで働いてもいいではないか?

コンビニとは言わず、牡蠣の殻わりしてもいいだろう。

少し、飛躍したが、今回の件、
どんな偉い人が考えたことだろうか。

ただただ、心寂しい限りである。

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