会議は踊る

おやじの独り言

団塊の世代のみなさん、そうではない50代・60代・70代・80代以上の皆さん、こんにちは”アキラ”です。

 

打ち合わせとか会議とか、とにかく好きな人種と言うものはどこにもいるものです。

私自身は若い頃から今に至るまで、よく会議自体をつぶした記憶しかない。

「その目標、僕の方でやっておきますから。」

諸先輩を前にして、そのただ一言。

自信があるからの故の言葉ではあろうが、それにしても、よく言ってのけたものと自分ながら感心してしまう。

それに対して、課長からの一言。

お前はいつも会議をつぶすと。
 

ただ、勢いそのままに言わせてもらえば、あの頃は会議に顔を出す前に既に自分の中では作戦を立てていた。

会議で数字を聞くまでもなかった。

だから、頭の中に数字を用意することなく出て来る会議の参加者は理解出来なかった。

まあ、そんな勢いだけで生きていた頃は別として、会議について少し考えてみよう。
 

20年前に、あるチームのリーダーをしていた女性から相談があった。

彼女にとっては、初めての、ある打ち合わせをするにあたって、どう言う風に進めて行ったら良いだろうかとの話しだった。

目的は、そのチームをどう高めて行くかと言ったところだった。

もともと、会議は苦手な自分ではあるが、彼女には一つだけ守ってやってみて欲しい点を話してみた。
 
会議 苦手
 

それは、先ず一番に、チームがどうあるべきかをメンバーでトコトン話してみてくれと。

あるべき姿をみんなで議論するのである。

そして、みんなでその姿を共有できるまで語りつくすことが大事だと。

その最初の段階では、あるべき姿を議論するのであって、決して、どうすべきかの意見は排除しなさいと。

あるべき姿がはっきりしない段階で、どうすべきかなんてことは話しようがないからである。
 

そう、もう答えを言ってしまったが、あるべき姿さえハッキリとすれば、どうすべきかは自ずとはっきりするのである。

それにしても、どうあるべきかとどうすべきかの議論をごちゃ混ぜにしているようでは、まとまる話もまとまらないのである。

その辺のところをよく押さえておくことが司会者としては一番大事なように思える。

会議が踊るだけのことにならないよう、司会者と言う音頭取りは大事な存在なのである。

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