団塊の世代のみなさん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。
高齢化する自衛隊
高齢化する社会の中で、例外はないと言うことだ。
現場部隊の中核を担う「一般曹候補生」の応募者は、2013年度の3万4534人から17年度は2万9151人に減少。任期付きの「自衛官候補生」も3万3534人から2万7510人に減っている。
参照;https://dot.asahi.com/wa/2018120400026.html?page=1
国の年代別人口構成そのままに自衛隊の年代別隊員構成も同じように変化して来ている。
一般企業のようにただ単に退職年齢を上げれば済むというような問題ではない。
あまり夜の街に出てお酒を飲むと言う機会は多くないが、先日知り合いと居酒屋で一杯やって来た。
丸くなったカウンターの中の職人は日本人と思えたが、カウンターの外側で忙しく立ち振る舞う女性たちは皆海外からの人たちである。
まだ日本語は上手く出来ないようで、注文はどうにか取るにしても、それ以上の会話になると無理だと言う。
それでも、家に帰ったらひらがなの勉強から始めていると言う。
カウンター周りの女性以外にも、厨房に入っているスタッフも外国からの労働者である。
その彼女たちが我々の注文を受けて料理を提供してくれるのである。
チェーン店で食材は既に別の所で加工され、それこそ電子レンジでチンすれば出来上がる代物かも知れないが、それにしても、もはや彼女ら海外からのスタッフ無くしてその居酒屋は成り立たないということである。
採用年齢引き上げ:自衛隊の高齢化
そんな現実を見せ付けられた後、ヤフーニュースの自衛隊の記事に眼が留まったのだ。
採用年齢を上げるという記事が載っていた。
一時的には、それでしのげるかも知れないが、近い将来どうしようもない事態になることは簡単に想像出来る。
国防
国の防衛と言う重要な役割を担う自衛隊にあっては単純に頭数を増やすだけでは対処できないのである。
高度な科学技術を理解できる能力をそなえた人材が必要なのである。
簡単にはそのハードルを下げることは出来ない。
前述の居酒屋のように、海の向こうからの傭兵で賄うと言う訳にもいかない。
もちろん、徴兵制など論外である。
近い将来必ずやって来る、そんな事態に対し国はどうしようとしているのか。
当然、それに対する備えとして、今後の国のあり方、その多方面からの研究・検討は何かの研究グループで既に行われているのだと思う。
将来の国の在り様を、ヨーロッパ等社会的に安定期に入っていると言っていい国を教材として研究・検討し、その日のために国の形を今から作り替えていかないといけない。
今はまだしも、子供たちではなくて、その先の孫たち、さらにはその先まで考えると、憂いを禁じえないのである。
そこには、本当に強烈な指導者の出現が必要なのかも知れない。
時代が人を作るとも言う。
その出現が待たれるのである。