団塊の世代のみなさん、そうではないみなさん、こんにちは”アキラ”です。
「年俸公開やめて」選手の要望
先日、ある酒席で元パ・リーグ選手がこんな愚痴を漏らしていた。プロ野球のオフの風物詩とも言える年俸の“公開”に納得がいかないというのである。
「自分が明かさなくても球団側が公にすることもある。仮に自分の給料が会社から周囲に暴露されたら一般の人だって嫌ですよね。それと同じことだと思うんですが…」
参考:「年俸公開やめて」選手の要望
プロ野球もシーズンが終わると、大きな行事がひとつある。
年俸交渉
選手にとっても非常に大事な年俸交渉である。
一年間の集大成の場である。
そして、あるレベル以上の選手には記者会見の場が用意されている。
アップ・ダウン
アップです、ダウンです。そんなことを話している選手を見かける。
現金なもので、口を開くまでもなく、その表情ですべて説明はつく。
去年の年俸交渉
そう言えば、去年の年俸交渉後の広島・丸選手の表情を見て、上手くない何かを感じたものだ。
人間と言うのは本当に正直に顔に出る。
仕事でも組織でも、こころの動揺を表に出してばかりいるようでは役に立てる人間にはなれない。
当然、あえて表に出してみせる余裕も時には必要ではあるが。
まあ、一番格好悪いのは虚勢をはって大きく見せようとすればするほど、貧相に見える場合だ。
でも、そんなこと、その本人には分かるはずもない。
だからこそ、虚勢をはって見せるのだ。
「年俸公開やめて」個人情報保護
話を戻すが、確かに個人情報保護をうたう現在の社会で、選手個人の年俸を具体的な数字は別にしても、会見の場で披露するなど時代錯誤なのかも知れない。
しかし、他人の財布事情を興味を持って垣間見ようとするのは、我々が一年間応援して見て来た結果として、我々も納得できるアップであったのかとか、余計なお世話をしたくなるのである。
一岡選手の査定
今年の一岡選手の査定がどうだったのか、ファンとしても興味のあるところだった。
大竹投手の人的補償として巨人から広島に移籍して来た一岡選手、広島からこわれて来た一岡選手の成功を願うのはファンとして当然の心情である。
この調子で来季も健闘すれば、プロ野球選手のひとつの区切りとしての大台に乗せることも出来るかも知れない。
そうなった時、ぜひ一度後ろを振り返って、自分の歩いて来た途を思い返し、改めて次の目標に向けて頑張って欲しいと思う。
普通のサラリーマンには掴めないような年俸を手にする、別世界の話である。
必要なら会見の取り止めもあって良いのではないかと思う。